はちおうじこまちの植栽は、雑木(ぞうき)と呼ばれ主に里山に生えている樹木たちを植栽しています。 幹が細くて建築用材などに適さないため、「雑木」と呼ばれますが、風にたなびく風情ある姿は、近年の庭作りに欠かせない素材となっています。 これらの雑木に中木や低木、グランドカバー等を添え、里山の風情を再現したのが「はちおうじこまち」です。 |
落葉樹の庭木の中では、人気があるアオダモ(高さは5m程)。 その中でも「山取りもの」と呼ばれる、山の中に自生していたものは、幹がすらっと伸びアオダモ特有の幹肌の美しさを眺めることができ、シンボルツリーとして適しています。 樹皮の白い模様は、雨の日に肌が濡れると白く浮かび上がり風情があり、4月下旬から5月上旬に咲く真っ白な粉雪のような花も魅力的です。 強健な木なのでメンテナンスは特に必要ありません。 |
シンボルツリーを引き立たせる木々です。春は、浅緑色の若葉を通して降り注ぐ木漏れ日で優しい気持ちに、夏は緑陰の庭となり心も体も心地良く、秋は、赤や黄色に染まった葉が街を彩り、冬は木々の間から少ない日差しを浴び暖かな気持ちを運んでくれます。 |
Q1.雑木の特性は?
繊細でしなやかな姿が魅力の雑木ですが、木の成長が早いことが少し問題です。植栽後2?3年放置すると庭の上部は葉で覆われて森になってしまいます。植栽時にそうならないように配慮し、計画していますが、やはり樹木は生きているので、完全にはコントロールできないのです。
Q2.剪定は必要ですか?
前項のとおり、適切な時期に、適切な手法を持って剪定等の管理が必要となります。
Q3.未経験者の剪定は可能ですか?
むやみやたらに剪定すると徒長枝(とちょうし)が発生し、樹形が崩れ、それをまた切ると枝がコブ状となり、最後は手がつけれなくなり伐採となってしまうケースがあります。したがって未経験者の剪定は困難と言えるでしょう。
Q4.誰に管理剪定してもらうのがベストでしょうか?
雑木植栽を扱ったことのある造園業者に依頼するのが良いです。プロと言えども、樹木の原型を維持するといった従来の剪定を繰り返してきた造園業者では雑木の維持管理は困難ですのでご注意ください。また、プロの剪定状況をお客様が観察し、自分が出来そうだなという範囲で剪定作業されるのも楽しみの一つです。
Q5.剪定頻度はどれくらいが良いですか?
入居1年目は剪定不要です。次年度以降は、秋が深まり落葉後のほぼ冬に入った後に落葉樹の活動が弱まる時期に剪定を行うのが適切です。
Q6.どこを剪定したら良いですか?
下図を参考にしてください(クリックすると拡大画像が現れます)。