東京八王子・ホーメストタウンの桜並木道に誘われるように進むと“ポンッ”と現われてくる小さな台地。そこが「はちおうじこまち」です。
この敷地の特徴は、(1)敷地の周囲を雑木林の公園に囲まれている良質な環境、(2)大きすぎず小さすぎない適度な敷地規模(約2,000m2、計画10棟)で「向う三軒両隣」というべきコミュニティー形成のしやすさ、(3)mother townというべき大規模宅地開発「ホーメストタウン」(34.9ha、計画606棟:東京ドーム約26個分)の一部という安心感が、最大の特徴と言えます。
私たちは、この特徴を最大限に生かすため、周囲に溶け込み、「公園と一体となった町」をコンセプトとしてランドスケープを計画しました。地形の流れに沿って並んだ住戸が森に点在し、周囲の公園や中庭(敷地中央)の方向へ開放的にプライベートスペースを開く家々。お隣同士は互いの空間を共有しあい、敷地の隅々まで有効的に利用することで、広々とした住空間や町の雰囲気を感じることができます。
※ランドスケープ【landscape】とは、土地が持つ諸要素を基盤にして、都市空間や造園空間、建築群(まちなみ等)を設計、構築することをいいます。
公園に囲まれるため、変わることのない風景、成長する木々・・・変化のある道。風景や季節の変化を感じ、時間の経過が味わいや歴史に代わる工夫がなされている町です。 | |
このまちには、様々な仕掛けや自然現象によって毎日が発見の連続です。知らず知らず暮らしているうちに、心のゆとりや感情の豊かさ、優しさが生まれます。この町には生活の“質”を向上させる要素がタップリ含まれています。 | |
周囲に広がる森や公園。そこに息づく豊かな植生、そして多く野鳥を育んでいます。春は鳥たちの繁殖の季節、早朝から森には鳥たちのさえずりが聞こえます。探しに出向いてやっと見つかるような鳥たちの歌声でも、「はちおうじこまち」では、ふだんの暮らしの中で楽しむことが出来る贅沢な場所なのです。是非、個性豊かな森の歌い手、美声の野鳥たちのさえずりに耳を傾けてください。 | |
その敷地形状や環境から、活動的に動き回りたくなる町。人が動くことで、出会いや感動、驚き、コミュニケーションが生まれる町。 | |
「はちおうじこまち」に住むと今まで経験の無いアクティブな毎日が待っています。詳しくはライフスタイルのページをご覧ください。 | |
総合的に開発することで、ここにしかないデザイン、統一感が生まれます。周辺の景観や町の緑を上手く取り込み、美しいまちなみによって資産価値が保全されます。諸外国の事例ですが、持ち主が家をきれいに使い、住み易いように手を加えると家の価値が上がります。屋根を新しくした、設備を入れ替えるなど、資産価値が高まるように投資するのがごく普通のこととなっています。自分で壁を塗ったり、古い家具を買ってきて塗装を塗り直したり、インテリアを楽しんで生活の質を上げることが投資にもつながっています。この「はちおうじこまち」もユニークなデザイン、素晴らしい住環境が備わっているため、あとは住み手の熟成方法によっては、当然資産価値も保全・向上していくことでしょう。従来の住宅販売は、販売時の不動産価値のみを優先としてきました。「はちおうじこまち」は、生活基盤の資質向上を最優先とし、定量的に判断しにくい“場”の価値・premiumを持たせることで将来的な資産価値の向上につなげるデザインとしています。